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実験:グッサ(織り模様入りのポリエステル製の布)による三角模様のポジャギのテーブルランナー





しばらくぶりの投稿です。

最近は糸、布などのマテリアル全般の染め、織り、素材、
質感など、当たり前のことを、思うところがあり、一つ
一つ再考していました。

韓国の市場にも足をのばしては、店主の方々と話しつつ勉強
したり、実験的に制作したりといろいろと試していました。

その中の実験の一つ、グッサによる日常品の制作。

グッサはあまり耳にしませんが、化繊(ポリエステル製)
の織り模様が入った布です。

ポジャギはシルクやモシなど高級素材が多い上、手縫いの
場合は、その洗濯には技術がいります。また名刺入れや
小物などの場合は、耐久性が求められます。

私の考えでは、ポジャギはなるべく洗濯はひかえ、どう
してもという場合はドライクリーニングがベター。
押し洗いもよいですが、手縫いの作品は慣れないとシワが
よってしまいがちです。

普段づかいのものを洗濯しやすい素材はないか。

その一つがグッサでした。




シルクには見た目質感ともに落ちますが、化繊の布での作品は
どのようにみえるか、どうか実験的につくったのが今回の作品
です。糸は絹糸を使用し、巻きかがりで制作しています。

思いのほか、成功したんじゃないかなと思います。
育ち盛りの甥っ子、姪っ子がいる実家に送ったらいいかなと。
気兼ねなく使ってくれるのではないかと思っています。

チョガッポの名刺入れ

 

新作です。

私自身、名刺入れが欲しくて、名刺入れをスッコサとノバンの2種
類のシルクで作ってみました。

実際のところ、名刺サイズならなんでもつかえるので、PASMOや
スイカ、診察券、ポイントカード入れなどとして重宝しています。

表はストライプ柄、裏は三角連続柄と一つで二つの見え方が、楽し
めるよう工夫してみました。

中秋のお供え物とポジャギのテーブルランナー

 


今年は明日が中秋。今年は台風で満月がみられそうに
ないのが残念です。

韓国では中秋は秋夕と書いてチュソクと言って、旧暦の
お盆として過ごします。

長男の家族の家に集まって、ご先祖にお参りします。その
とき、たくさんのお供え物を用意します。

そんな中の一つが松片(ソンピョン)。上新粉でつくった
お餅です。私の好物です。伊豆に移り住んでからも、これ
だけはかかさず作っています。

今回はソンピョンをのせたお盆を韓国シルク、ダンのみ
のポジャギのテーブルランナーの上にのせ、心穏やかに
なるよう、美味しくいただきました。

夏の収穫(モシのテーブルクロス)



わが家の小さな家庭菜園では、毎日夏野菜を収穫中。
野菜たちは主人の手で美味しい料理に変身いたします。

ただいま公募展、グループ展の準備で追い込み中の私。

主人には申し訳ありませんが、甘えてさせてもらって、
男の手料理を味あわせて頂いてます。

いつもいつもありがとうございます。感謝してます。

写真は収穫した野菜とモシのテーブルクロスです。

ウォンヒョン バヌル バンソッ(丸い針山)



今、公募展用に大きなポジャギを製作中。

5月からこつこつと始め、今月中をメドに完成したいところ。

写真の針山は韓国伝統の形で、今、使っているものは実は2代目。

ボロボロだからと作りなおそうかと、中につめる髪の毛を集めたり
しましたが、そのまま使い続けて早5年。

針仕事の大切なパートナーです。

夏の思い出のチョガッポ



結婚して伊豆に引っ越してきた頃、よく海水浴にでかけました。
そんな当時つくったのが、写真の海と空をイメージした青のチョガッポ
です。

この生地は、ギョン(韓国製韓服用絹)です。ギョンは韓服(ハンボッ)
をつくる高級な絹です。

韓国で伝統的な結婚式をあげた際、ハンボッを仕立てた時にでたはぎれ
です。

そのときは参列した主人の家族の分もつくってさしあげました。そんな訳
でお店の人にも、おまけしてもらって、はぎれをたくさん頂きました。
ギョンは高級な絹なので、作品づくりに使うには、なかなか手が届くもの
ではありません。

この作品は今の私からみると課題点が多いです。

無心で作ることを心がけて、日々制作していますが、作品一つ一つに
思いがつまっていて、この作品も新婚当時の夏を思いだします。

ハンサンモシ(韓国韓山産 麻布)



以前、父からポジャギを本気でやるならと、
ハンサンモシを一疋いただきました。

それから陰干しするためにだしては、この布
に負けない作品がつくれるかなと思います。

つくりたいものが浮かんでは消えていきます。

ハンサンモシとは、韓国忠清南道のハンサン
村で生産される貴重な麻布です。

私にとっては宝物です。
もちろん、父にとっても宝物でした。

父は30年以上も前に、知り合いの方から
プレゼントされたとの事。

その後、仕立てられることもなく、手元に
おいていたのだという話。

だからこの布をだしては、親の心を思い
だします。

休むことなく、毎日一針一針かがっては、
いつの日か、このハンサンモシで作品を
つくりたいと願うのです。

モシ(麻布)の季節。




だんだんと暑くなってきました。
ポジャギも衣替えです。

シルクもいいんですが、モシ(麻布)が
涼しく感じて、夏にはぴったりなんです。

技法は両面かがりで、裏布はつけません。
これは3年前、主人が白磁で2尺皿に
挑戦していて、それに刺激をうけて
はじめてつくった大物です。

しかし今では大物とは言えませんが、思い出
深い作品です。

夏になると、主人からあれださないのと
言われて、リビングの窓にかけます。

だんだん布も日焼けして古色もでてきました。

バドパン ムニ ギョッポ(碁盤柄のポジャギのお膳かけ)

 


バドパン ムニ ギョッポ。

私は特にカタカナ表記が苦手で、意味が伝わりにくくなってしまいますが、
訳すると碁盤模様の二枚接ぎのチョガッポとなります。

前の日記であげたサンポと用途は一緒で、簡単にいえば、碁盤柄のポジャギの
お膳かけです。

このお膳掛けは、つまみ布がついている伝統的な形です。つまみ布がついている
と大変つかいやすいですし、作品のアクセントにもなっているので、なにげなく
器などにかけても様になります。

私がいつもつくるサンポには、使える範囲の自由度があがるようにつまみ布をつけ
ないことが多いです。

写真のつまみ布についているのは、コウモリをかたどった飾りです。ポジャギや
チョガッポには飾りとして三針(サンチム)と同様よくみられます。

コウモリは韓国では大変縁起のいい動物なんです。蝙蝠の蝠(ポッ)と福(ポッ)
の発音が同じことからだといわれますが、不勉強な私はよく存じておりません。
儀礼の器にコウモリ文様の鉢があったりとなじみの深い動物です。

まだまだ勉強しなくちゃなぁと思う今日この頃です。

ポジャギのテーブルランナーと焼き物



新作です。
韓国シルク、スッコサとノバンをかがったストライプ柄のテーブルランナーです。
写真奥に見える我が家に自生している山桜の木肌がモチーフ。茶色のスッコサの
生地の文様が木肌に見えてくるように意識し使用しました。

早速、いろいろなものとテーブルコーディネイトして遊んでみます。

写真の黒の花入れが主人の友人の陶芸家、前野達郎さんの作品。
右手は現在、療養中の主人が10年ほど前に焼いた白磁向付。

前野さんは北欧で陶芸の修行をされた方です。

主人は白磁作家のもとで丁稚奉公して独立しましたが、体調を崩し現在は療養中。
私のポジャギ制作の良きアドバイザーであり、プロデューサー。

時々、口うるさくて困りますけどね。

© Wonmi Lee